著者、木山道明は「イブニング」等青年漫画誌で主に活躍していたマンガ家。「せごどん」「ザ トラックマン」などが主な作品。本作は、WEBコミックアクションにて連載。著者が副業として介護ヘルパーをしており、その時の体験を通して、日本の介護社会・業界の現状、ヘルパーという介護の仕事の日々の苦労話。特養老人ホームとはどういう施設か、などを描いている。著者本人の性格もあるが、とても明るくコミカルに描かれており、それでいて真摯に今の超高齢化社会の現状を活写している。何よりも、読者にとっていずれは自身の問題として、親の介護や自身のセカンドライフを見つめる際、効果的に役立つ知識・知見が得られるコミックエッセイに仕上がっている。ケアマネージャー・訪問介護在宅介護施設を経営している小山孝子氏に、各マンガの章ごとに解説文を依頼。より実際的な介護本として仕上がっている。 |